子どもの権利
スウェーデンでは子どもの権利がとても大事です。
保育士として働くためには、この子どもの権利について熟知し、これを基に子どもに接しなければいけません。
このコースが始まってから数週間経ちますが、毎回毎回「子どもの権利」についてディスカッションをします。
今日は実習が始まる前の最終日として、「子どもの権利」についての総まとめのようなことをしました。
・子どもは自分の意見を言う権利がある、その意見は尊重されるべきものである
・性別、宗教、文化などによって差別を受けることがあってはならない
・全ての子どもは平等な価値がある
・しっかりとした食事、教育、ケアを受ける権利がある
などなど、、、挙げていったら50個くらい出てきます。
本当にたくさん子どもを守るための権利があります。
今日はこれらをもとに、保育園ではどうやって子どもに接するかを考えました。
子どもにどのように話しかけるかなどすごく考えさせられました。
今までは子どもを見ると、お目々くりくりでかわいいね〜など外見を褒めがちでしたが、よくないですよね。
冷静に考えれば、まあ当たり前のことなのですが・・・
今までは、これどうなんだろうとモヤモヤしながらも皆言ってるしな、とあまり考えずに発言してました。
このコースを取ってから私のこのモヤモヤの理由がわかってきた気がします。
本当にたくさんの学び、気付きがあります。
子どもの話をよく聞き、寄り添うことが大人の役目なのかな。
ここでは基本的に大人が何かを教えるのではなく、子どもが自ら学ぶことを大切にしています。
大人はその学びのサポート役ってところでしょうか。
色々勉強していくと日本の保育システムなども知りたくなってきました。
クラスメイトが「日本人の子どもはとても行儀がいい」という記事を読んだことがあるそうです。
たしかに、こっちの子たちに比べらた聞き分けいい子多いような・・・?
保育園や幼稚園で皆で一緒に歌いましょう!とか他の子どもと何かをする機会が多いから、協調性があるのかな?
こんなことを考えながら今日も終了。
今日もよくがんばりました。
息抜きショッピング
再来週からの実習に向けて色々と準備中です。
こちらの冬は危険レベルなので、実習中の外でのお遊び時間用の防寒グッズが必要なのでインド人のクラスメイトと買い物に行きました。
荷物のこともあるので、友だちを迎えに行き地元のイオンの10分の1くらいのサイズのショッピングモールに行きました。
スウェーデンに来て3年目、一人で運転して友だちと買い物に行ってる!!!
あ〜成長したなと思います笑
完全防寒をしたいので、ウィンタースポーツエリアでお買い物。
スウェーデンの保育園では、どんなに寒かろうが、雨が降っていようが、嵐が来ない限りお外遊びの時間が必ずあります。
だから、スウェーデン人は寒さに強いのかな。
こっちに来て気がついたのが、本当にしっかり防寒すればこの極寒の中でも外にいられるということ。
全身ぐるぐる巻きで見た目なんか気にしている余裕はありませんが。
ちゃんとした防寒着なので、けっこうなお値段でしたが、スウェーデン政府からの学生手当で全部カバーできました。(とてもありがたい)
買い物を終えて、ご飯を食べに私が働いているレストランに行き、しっかり30%割引をしてもらいたらふく食べました。
いつもはたどたどしいスウェーデン語で会話をしている私たちですが、今日はオフ日ということで終始英語での会話。
お互いストレスフリーなので話がつきません笑
たくさん話したので、帰ろう!となったのですが、お茶でも飲んでいってと言われ、ノコノコと彼女のお家にお邪魔しまして、仕事終わりの夫を迎えに行くという約束をすっぽかしてしまいました。
罪滅ぼしにコーラを買ったら許してくれました。
今日の私は1日完全オフ日なので、ご飯の準備も家事も全部夫の担当です。
極寒の中待ちぼうけ食らわせてしまいましたが、少し文句言うくらいでやってくれるところ、本当にありがたいです。
夫がせっせと料理に掃除機に猫ちゃんトイレの掃除にとバタバタしてる中、ソファーでゴロンとできる優越感!
平日は勉強勉強、週末は仕事で頭も身体も爆発しそうなので、こういう日も大事だなと実感した1日でした。
プランニング
保育士の勉強を始めて約3週間、学ぶことが多く1日1日が早いです。
今はまだイントロの期間なので週3での登校ですが、それでもヘトヘト、、、
学校がある日はグループワークがメインです。
今日はアクティビティーのプラニングをして、クラスメイトたちに私たちが考えたアクティビティーを体験してもらい、評価をしてもらうというワークでした。
私たちのグループの課題は
「子どもたちがアルファベットを認識し学ぶことができるアクティビティー」
みなさん本当にポンポンとアイディアが出ますこと。
色々話し合って最終的に
「自分の名前の最初のアルファベットを紙で型どって、自然の中から見つけてきたものでデコりましょう!!」
になりました。
この極寒の中クラス全員で外に出るのは危険なので、私たちのグループが代表して木の枝、葉っぱ、石、苔、木の実など、外に出で目に入った自然のものを集めました。
実際に子どもたちがするときは、
これ何色かな?
そんな形かな?
これ何かな?
などど声がけしながら拾っていきます。
部屋に帰ってきてからは工作の作業
EvaさんだったらEを好きな色の画用紙に書いてハサミでチョキチョキ。
そして、さっき集めた木の枝などで好きなようにデコレーション!
作業中は子どもにだちに、
このアルファベットは何かな?など声掛けをし、アルファベットの発音の仕方を教えます。
楽しくないと子どもたちは作業を止めてしまうので、興味をキープするように話しかけます。
作業に躓いている子どもがいればどうやったらできるかサポートをします。
作業が終わったら完成したアルファベットを他の子どもたちに見せて(子どもたちが見せたかったら)、一緒に発音の練習などをして終了。
私たちが考えたアクティビティーをクラスメイトとやってみたところ、結構楽しんでくれました。
外に出て体を動かすし、室内では手先を使う作業もするしで先生からもいい評価をもらえました!
最後に、クラスメイトからの質問タイム(けっこうドキドキします)
もし子どもがやりたくない、外に行きたくないと言ったらどうする?
私たちの返答︰
やりたくないなら見学してもらう、または自分の好きな他の遊びをする。
外に行きたくないなら、部屋の中で見つけられる何かでデコってもらう。
スウェーデンだと子どもの意見を尊重することが大事なので、やりたくないと言ったらやらなくていいんです。
日本だとどうなんでしょう。
他のチームが考えたアクティビティーも興味深かったです。
チームメイトとあれやこれや言いいながら何とか今日の課題を終えることができ、一安心。
ですが、節々に私のスウェーデン語力の低さを思い知らされます。。。
クラスメイトたちはまだスウェーデンに来て3年なんだからそんなもんよ!!ははは!
っと言ってくれますが、、、やさしい。
少しづつではありますが、授業中に発言もできるようになってるので成長はしてるはず。
一日一回は授業中に発言するを目標に、何とか頑張らないとです。
今日やったアクティビティー、保育園での実習のときやってみたいと思います。
2日目
昨日に引き続きオリエンテーションでした。
朝の9時から16時までみっちりスケジュールで帰る頃にはゾンビでした。
オリエンテーションは学校内のルールの冊子を読んで終わり!と思ってたらまさかの深堀タイムがが始まり、意見を出し合う地獄のグループワークが始まりました。
・互いに尊敬しあうとはどうことか。
→こんなの考えたことなくて「どういうことか」ってどういうこと?!と全く自分の言葉で説明ができず。
・いじめの定義は?
前の質問と同じく、人生の考えたことがなかったので、いじめはいじめでしょ!!としか思い浮かばなかった。。。
相手が嫌だと思ったらいじめ!っと何とか言うことはできたけれど
他のクラスメイトはいじめは一回だけの行為とは限らない、何度も繰り返されるものだからいじめを受けた人は深い傷を負う。と。
あ〜たしかに!!!
・クラスメイトが学校の生徒がカンニングしたり、酔っ払ってたり、ドラッグをしている可能性があるとわかったら、あなたはどうする?
私は迷わず「先生に報告する」と。
他のクラスメイトたち「まずは本人に直接言って、改善されなかったら先生や校長に報告する」と。
まじかよ〜私はそんなの面倒くさいし、逆ギレされるのが怖くて私はできないよ。
・私たちのクラスはどうあるべき?
私︰
和気あいあいとした雰囲気がいいな!
クラスメイト︰
・お互いの意見を尊重できる関係や助け合える関係だったらいいね
・自由に意見を言い合える雰囲気作りを心がけようね
・積極的に発言していこうね
・互いに高め合う関係がきづけたらいいよね
・それぞれの意見を尊重しようね
などなど、色んな意見が出てくる!
その中で私って本当に薄っぺらいことしか言えないんだなということを改めて気付かされました。
スウェーデン語が下手だから発言できないのではなく、本当に言いたいことがないから言えないのが辛いです。
クラスメイトはスウェーデン、イラン、カザフスタン、アフガニスタン、トルコ、インド、エチオピア、ロシアと色々な国の人たちです。
色々な国の保育の話を聞けるのはすごく楽しみですが、受け身でしか授業を受けてこなかった私がこのクラスで存在感を出せるのか不安でもあります。
オリエンテーションのあとはインド人のクラスメイトと頑張ろうね!と互いに励まし合いながら帰りました。
スウェーデン生活3年目にて保育士育成コース受講
スウェーデンに住み始めて3年目に突入しました。
住み始めて1年程は1人で買い物もできず、夫なしではどこにも行けなかった私ですが、運良くレストランでの仕事を得ることができ、少しずつスウェーデン社会に足を突っ込みかけています。
レストランでスウェーデン人と一緒に働いていますが、彼らの適当さ(いい意味での)から学ぶことがたくさんあります。
接客の仕事を通して私のスウェーデン語もなんとか幼児レベルくらいまでには上がりました。
今の仕事は楽しくやっていますが、私の帰宅が23時をすぎることが多く夫の顔を見ない日もよくあるのに加え、夫と同じ時期に休暇が取りにくいので、このままだと良くないなと思い始め他の仕事も考え始めました。
そこで目にとまったのが「保育士」です。
自治体のホームページを見てみたら私のスウェーデン語レベルでも受けられる保育士育成コースがあったのです!
(SVA Grund4をパスしてる必要あり)
それからスウェーデンの保育のことを調べていると挑戦してみたいと思うようになり勢いで申し込んでいました。
人気のコースのようで応募者が多く「抽選で受講者を選抜します」と言われたときは終わった、、、と落ち込みましたが、これまた運良く受け入れてもらえました。
2022年、最後の運気を使い切りました。
そして今日保育士コースの初日をドキドキしながら迎えました。
クラスメイトには皆私と同じく移民ですが、スウェーデン在住歴10年以上の人たちばかりでスウェーデン語がびっくりするくらい上手くて、私はとんでもなく場違いなところに来てしまった感が半端ないです。
私のスウェーデン語力は幼児レベルです(←夫に確認済み)
ですがやれるだけのことはやってみよう精神で勉強に励もうと思います。
「学んだことの振り返り作業」の一環としてこれからできるだけ文章に残していこうと思います。
今日はオリエンテーションだったのでテキストを使っての勉強はありませんでしたが「効率よく勉強する方法」を話し合いました。
・わからないことは放置しない
・1週間の学習プランを明確に
・週40時間の学習時間の確保
・授業は積極的に参加すること
・3ヶ月後どうなっていたいか常にイメージするように
・教師とのコミュニケーションを大事にすること
・ストレスを感じたらすぐに相談(←すごくスウェーデンぽい)
などなど、常に勉強している人には普通のことかもしれませんが、私には新鮮な話し合いでした。
このコースは1年で保育士の基礎を叩き込む超インテンシブコースなので、時間の使い方も見直さないといけません。
最初の1ヶ月は座学のみの学習、2ヶ月目からは保育園での実習+座学というなかなかハードなスケジュールでちゃんとついていけるか不安です。
仕事続けられる、、、?
取り敢えずドロップアウトしないように励みます。